国内は、アベノミクスによる円安株高で喜んでいますが、
今、世界を根底から揺るがす一大事が米国で起こっているのをご存知でしょうか?
私も2年前から注目していた「シェール革命」です。
シェールガスは、
(細かい説明は省きますが)地下100メートル~2600メートル深くに眠る非在来型ガスで、
ここに来て、技術が進歩し、商業ベースで実用化されるに至ってきているのです。
その証拠に、米国の石油依存度が、60%→40%に下がっています。
このまま行けば、石油輸入大国米国がいずれ石油依存度ゼロになり、
エネルギー輸出国になることは明白です。
するとどうなるでしょう?!
何と!あの借金まみれの米国が、経常赤字を解消していくという事です!
世間では「米国は終わり」というような風潮がありますが、私は断言します!
「米国の経済は間違いなく復活!」
金融的には、米ドルの信認が増し、更なるドル高を招くという事でもあります。
(もちろん、経常黒字になるには、数年を要すると思いますが。2010年代後半?!)
いずれにしても、見逃せない論点としては
・エネルギーは、石油から(太陽光発電ではなく)ガスへ
・シェールガスの埋蔵量は世界で160年分
・米国の埋蔵量は世界2位。1位は中国だが、米国より深いところにあるらしく未だ商業ベースになっていない。
・(現在の)石油輸出国と(今後の)シェールガス産油国の、輸出競争
・米国の中東離れによる地政学的バランスの大変化
・日本への影響は?!(→ これは次回のブログにでも)
と、していたら、本日のニュースで
「日本 世界初メタンハイドレート産出に成功!」とありました。
メタンハイドレートは、日本近海に眠っている天然ガス資源です。
商業ベースでの実用化には採掘技術やコスト面で課題があるようですが、
「やっと来たか!!」という想いです(^-^)
実用化まで何年かかるか分かりませんが、
日本がエネルギーを自給自足でまかなえる日はそう遠くは無いようですね。